アカウント停止

アカウント停止中のFBA在庫はどうなる?30日以内にやるべきこと

アカウントが停止されると、多くのセラーはまず改善計画書のことで頭がいっぱいになります。しかしその間も、Amazon倉庫の在庫では「時計」が進んでいます。この記事では、停止中のFBA在庫に何が起こるのか、いつまでに何をすべきかを整理します。

結論:停止中でも返送依頼はできる。ただし「30日」が分岐点

アカウント停止中でも、セラーセントラルから在庫の返送依頼(リムーバルオーダー)は原則作成できます。Amazon自身も、停止したセラーに対して在庫の返送や廃棄を案内するのが標準的な流れです。

ただし重要なのは期限です。販売できない状態になった在庫は、通知から30日以内に返送・廃棄の依頼を提出しない場合、自動的に廃棄される対象になり得ます。「あとで考えよう」と放置した在庫から先に失われていくのが、停止後の現実です。

実際にあった事例:真贋調査で停止されたセラーが在庫の返送を進めていたものの、Amazonからの資料要求への対応がわずかに間に合わず、260商品・数百万円相当の在庫が廃棄された事例が日本のセラーフォーラムで報告されています。返送依頼を「出したから安心」ではなく、返送完了まで在庫数を突き合わせて見届けることが重要です。

停止中の在庫に起こる3つのこと

1. 保管手数料は発生し続ける

アカウントが止まっても、在庫保管手数料の請求は止まりません。売上がゼロになった状態で、コストだけが毎月出ていきます。長期保管手数料の対象期間に入れば、負担はさらに増えます。

2. 返品在庫が積み上がる

停止前に販売した商品の返品は、停止後も倉庫に戻ってきます。再販できないため、販売不可在庫として積み上がり、これも保管手数料と自動廃棄の対象になります。

3. 調査対象の在庫は返送がブロックされることがある

真贋調査や知的財産権の申立てに関わった在庫は、「調査対象」として返送が保留・拒否されることがあります。偽造品と認定された場合、返送されずに廃棄されるのが通例です。この類型に当たる場合は、調査対応(書類提出)が在庫を守ることに直結します。

返送と廃棄の手数料は「同額」

意外と知られていませんが、FBA在庫の返送手数料と廃棄(所有権の放棄)手数料は同額です。つまり「廃棄の方が安いから捨てる」という判断は成立しません。捨てても返しても同じコストなら、手元に戻して現金化できる可能性を残す方が合理的です。

サイズ区分重量1点あたり料金
小型/標準〜200g60円
201〜500g90円
501g〜1kg130円
大型/特大型〜500g170円
501g〜1kg220円

※2025年4月改定後の料金の目安(一部抜粋)。最新の料金はセラーセントラルでご確認ください。

公式クリアランスという選択肢もありますが、買取水準は商品価格の5〜10%程度とされ、そこから処理手数料(標準1点50円)と販売手数料11%が引かれます。入金も依頼から90日以内と時間がかかるため、資金化を急ぐ場面では不利です。

真贋・知財案件は「60日」の破棄警告にも注意

真贋調査に関わる在庫については、通知に「60日以内に真贋の証明をご提供いただけない場合、関連する在庫を破棄する権利を留保します」といった一文が入ることがあります。この場合、書類提出の対応そのものが在庫を守る行動になります。放置は「在庫の没収」と同じ結果を招きます。

30日以内にやるべきことチェックリスト

返送先は「自宅」でなくてもいい

意外と知られていませんが、返送依頼の返送先住所は自由に指定でき、業者の倉庫を指定することもできます。大量の段ボールを自宅で受け取り、保管し、それから売り先を探す——この手間をまるごと省略できるということです。

当店(FBA買取パートナーズ)では、返送先に当店倉庫を指定していただくことで、在庫を受け取ることなくそのまま買取・現金化できます。アカウント停止中でも利用可能で、FNSKUラベルは貼ったままで問題ありません。

停止中の在庫、そのまま現金化できます

ASINリストを送るだけで当日概算査定。Amazon倉庫から当店倉庫へ直送OK。

アカウントの復活も並行して進めるなら

在庫の現金化と並行して、アカウント自体の復活を目指す場合は、改善計画書(POA)の提出期限(通知から17日以内が目安)から逆算して動く必要があります。詳しくはアカウント復活・解除サポートのページで、停止から90日間のタイムラインとあわせて解説しています。

※本記事の日数・仕様はAmazonの公表情報および公開事例に基づく目安であり、通知内容・時期により異なる場合があります。最新の条件はセラーセントラルおよびAmazonからの通知をご確認ください。

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