売上金保留

Amazonアカウント停止後の売上金はいつ戻る?「90日ルール」の実際

アカウント停止と同時に、振込前の売上金は保留されます。ネット上では「90日経てば戻る」という情報が広まっていますが、これは正確ではありません。この記事では、保留の仕組みと資金開放までの実際の流れを整理します。

保留される金額:振込前の売上(最大で直近14日分)

Amazonの入金サイクルは通常2週間ごとです。アカウントが停止されると、まだ振り込まれていない売上——最大で直近14日分——がすべて保留されます。これは返品・返金・チャージバックへの充当に備えるための措置とされ、原則として停止から90日間続きます。

「90日経てば自動で戻る」は誤解

ここが最も誤解されているポイントです。90日というのは、資金開放を「申請できるようになる」時点であって、自動的に振り込まれる期日ではありません。実際の流れは次のようになります。

時期起こること
停止直後振込前の売上(最大14日分)が保留。新規注文・入金が停止
〜90日アピール期間。この間にアカウントが復活すれば、通常の入金サイクルが再開
60日〜90日復活しない場合、資金開放申請の準備・申請。追加書類の要求(期限つき)やビデオ面談による本人確認が行われる
90日以降Amazonが別途の調査を行う権利を留保。審査の結果、開放・保留延長・没収のいずれかに
重要:重大な違反(真贋・不正行為など)と判断された場合、90日を過ぎても保留が延長されたり、没収に至るケースが実際に報告されています。海外のセラーフォーラムでは、90日経過後にビデオ面談まで済ませたのに「無期限保留」を宣告された事例もあります。

資金開放申請の実際の流れと「数字」

ステップ内容・目安
1. 申請開始のシグナル停止から約60日経過後、「支払いリクエストが可能になった」旨のメールが届く
2. 申請メール送信資金開放申請の窓口へメールを送る。送信元はセラーセントラル登録アドレスと一致必須(不一致で門前払いされた報告あり)
3. 追加書類の要求Amazonから72時間以内に返信が来て、書類提出を求められる
4. ビデオ面談(本人確認)案内から7日以内に予約が必要なケースあり。所要約1時間半
5. 最終判定3営業日以内を目安に通知。面談から約28時間で再開連絡が来た実例も
最重要:資金開放申請は「1回きり」です。却下されると再申請できないとされています。準備不足のまま焦って申請するのが最悪の手で、書類を整えきってから1発で通すことが前提の勝負です。

ビデオ面談で用意するもの

申請文面は「お金を返してほしい」という感情的な訴えではなく、事実と書類で裏付けた説明である必要があります。仕入先の請求書と在庫の受領記録の紐付け、返金・クレームの解決記録など、整理された資料を一式で提出できるかが結果を左右します。

売上金を取り戻す最短ルートは「アカウントの復活」

見落とされがちですが、アカウントが復活すれば、通常の入金サイクルがそのまま再開されます。つまり90日待って申請するより、期限内に質の高い改善計画書(POA)を出して復活する方が、資金回収としても最短なのです。改善計画書の書き方はこちらの記事で解説しています。

待っている間の資金繰り:在庫は現金にできる

売上金が動かせない間も、仕入先への支払いは待ってくれません。ここで使えるのが、Amazon倉庫に残っている在庫の現金化です。停止中でも在庫の返送依頼は原則可能で、返送先に買取業者の倉庫を指定すれば、自宅で荷物を受け取ることなく現金化できます。詳しくは停止中のFBA在庫の記事をご覧ください。

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※本記事の内容はAmazonの公表情報および公開事例に基づく一般的な解説であり、個別の結果を保証するものではありません。仕様・ポリシーは変更される場合があります。

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