改善計画書(POA)の書き方|却下される4パターンと通る構成
「提出内容を確認しましたが、アカウントの再開に十分な情報がありません」——この定型文を何度も受け取っていませんか。改善計画書(POA:Plan of Action)が通らないのには、はっきりした理由があります。この記事では、却下される共通パターンと、通る計画書の構成を解説します。
前提:提出期限は「通知から17日以内」が目安
停止通知には改善計画書の提出期限が示され、17日以内が一般的な目安です。ただし焦って中身の薄い計画書を出すのが一番危険です。却下されるたびに審査側の心証は悪くなり、解除の難易度は上がっていきます。期限内に「通る1通」を出すことが目標です。
却下される4つの共通パターン
1. テンプレート・定型文の流用
ネット上のテンプレをそのまま使った計画書は、審査担当者に届く前に機械的にはじかれていると言われています。「同じ文面の申請」はシステムに検知されやすく、内容以前の問題で落ちます。
2. 根本原因を特定していない
「仕入先が悪かった」「配送業者の遅延だった」——外部のせいにした計画書は通りません。Amazonが見ているのは、あなたの業務プロセスのどこに原因があり、それをどう変えたかです。
3. 「今後は気をつけます」という曖昧な対策
具体性のない反省文は、改善計画とは見なされません。「チェック体制を強化します」ではなく、「誰が・いつから・どの手順で・何をチェックするか」まで書く必要があります。
4. 却下後に同じ内容を再送している
再提出の回数に公式な上限は公表されていませんが、同じ内容の再送は逆効果です。却下理由の指摘に正面から答え、前回からの修正点を明示して出し直すのが原則です。
通る改善計画書の「3部構成」
| 構成 | 書くべきこと | ポイント |
|---|---|---|
| 1. 根本原因 | 問題が起きた本当の原因を、自社のプロセスの問題として特定する | 言い訳をしない。原因の取り違えは即却下につながる |
| 2. 是正措置 | すでに実施した改善を、実施日付きで書く | 「これからやる」ではなく「もうやった」が原則 |
| 3. 再発防止策 | 今後の仕組みを「いつ・誰が・何を」まで具体的に書く | 実施時期・担当者・完了期限まで踏み込むほど通りやすい |
書き方の実例:NGとOKはここが違う
根本原因の書き方
→ 体制の欠陥が特定されておらず、改善のしようがないと判断されます。
→ 原因が「仕組みの欠陥」として特定されており、次の是正措置に自然につながります。
是正措置・再発防止策の書き方
共通するのは、謝罪や誓約の言葉を使わず、事実だけを日付・担当・手順つきで書くことです。「申し訳ありません」「二度としません」という感情的な文は、審査上は何の情報にもならないため、すべて削って構いません。
知っておくべき「違反カウント」のルール
真贋・知財関連の違反は累積でカウントされ、180日以内に合計5回に達するとアカウント停止の可能性が高まるとされています(ペナルティは180日経過で自動消滅)。1件1件の違反対応を「その場しのぎ」で済ませていると、気づかないうちに停止ラインに近づいていきます。
回答の「一貫性」が命
真贋調査などでは、複数回のやり取りの中で説明が食い違うと、それ以降どんなに正しい書類を出しても通らなくなることがあります。初回の回答を出す前に、事実関係と書類を整理しきってから書き始める——これが遠回りに見えて最短です。
すでに何度も却下されている場合
却下履歴がある状態からの立て直しは、初回よりも難易度が上がりますが、打つ手がなくなったわけではありません。却下された申請文と通知メールを突き合わせて「何が引っかかっているのか」を特定し直すところからやり直します。当店では、この診断を無料で行っています。
※本記事は公開情報・公開事例に基づく一般的な解説であり、アカウントの復活を保証するものではありません。最終的な判断はAmazonが行います。
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